コラム

熱中症

2022年の今年は梅雨明けも早く猛暑日が長く感じますが、先日気象庁が1875年の統計開始以来「年間猛暑日日数」の歴代最多日数の更新を発表し、この先も猛暑日は続くとされており熱中症対策が重要になってきます。

皆さんは熱中症対策で何か気を付けていることなどありますか?

熱中症は症状が出てからの対応ももちろんですが、予防が大切になってきます。

原因

熱中症といえば、炎天下に長時間いた、真夏の暑い中運動をしていたといったケースを想像するかもしれません。しかし、実際はこうした典型的な場面ばかりではありません。まだ身体が暑さになれていない時期や意外なところでは、気温が低い日でも湿度が高いと熱中症にかかりやすくなります。

  • 気温が高い
  • 湿度が高い
  • 室温が高い
  • 風が弱い
  • 日差しが強いなど

また、救急要請時の発生場所では、住宅等居住施設が全体の37%を占め最も多く、次いで道路・交通施設が25%を占めています。最近ではこの様な室内型熱中症が注目されています。

    症状

    現場で応急処置が出来る軽症

    • めまい、立ち眩み
    • 筋肉痛、筋肉の硬直(発汗に伴う塩分の不足で生じるこむら返り)
    • 大量の発汗

    病院搬送が必要な中等症

    • 頭痛、気分の不快、
    • 吐き気、嘔吐、
    • 倦怠感、虚脱感

    入院して集中治療が必要な重症

    • 意識障害、けいれん、
    • 手足の運動障害
    • 高体温(体に触ると熱い。いわゆる熱射病、重度の日射病)

    など上記症状も踏まえ「応急処置」も把握しておくことも予防の一つになります。

     

     

    予防方法

    • 暑さを避ける

     外出時にはなるべく日陰を歩く、帽子や日傘を使う

     室内ではブラインドやすだれで直射日光を遮る、 扇風機やエアコンで 室温・湿度を調整するなど。

    • 服装を工夫

    熱がこもらないよう、襟ぐりや袖口があいたデザインの服装や生地なども吸収性や通気性の高い綿や麻などを選択するのも〇

    また、マスクも適宜外して休憩を。

    • こまめな水分補給(目安1日あたり1.2L)

    のどが渇く前からこまめに水分を補給し、また汗をかいて水分と一緒にビタミン・ミネラルも失われている為水分補給だけではなくミネラル等も補給するようにしましょう。

    スポーツ飲料は糖分は高いので摂り過ぎにはご注意を。

    • 日頃からの健康管理

    日頃から体温測定をし健康チェックを行ったり、体調が悪いと感じたら無理せず静養する。

    • 暑さに備えた体づくり

    ウォーキングやランニングなどの運動で汗をかく習慣を身につけることも大切です。

    運動をする際はご自身の体調をみながら行うこともお忘れなく。

     

    まだまだ暑い日は続きますが、熱中症警戒アラートの活用や予防・対策を上手に行い夏の楽しい思い出を1つでも多く作れるといいですね。