コラム

ピンクリボン運動

10月はピンクリボン運動月間です。皆様はピンクリボン運動についてどれくらいご存じでしょうか?

ピンクリボン運動とは乳がんについての正しい知識を深め、早期発見・早期治療を啓発する運動のことです。

今回は乳がんについて当院の乳腺外科の担当医にお話しをお伺いしました。

 

乳腺外来担当医 小野田 敏尚(おのだ としなお)

日本人の乳がん罹患率は、20代後半から徐々に高まり、40代後半にピークを迎えると報告されています。つまり2030代からの乳がん検診は、早期発見につながると予想されます。

特に血縁者に乳がんや卵巣がんの罹患者がいらっしゃる場合は、遺伝性乳癌の可能性があるため、20代からの検診をお勧めしております。2030代の方は、乳腺組織が発達しているため、マンモグラフィ検査ではしこりが見つけにくい場合があります。そのような際は、乳腺超音波(エコー)検査をお勧めしております。

現在、日本人女性の9人に1人が乳がんに罹患すると報告されています。今まで乳がん検診をされたことのない方は、この機会に乳がん検診を受けられることをお勧めいたします。